2012年1月31日火曜日

仕事選びの軸(伊那食品工業を例に) 2012年 1月31日

就職活動中 大企業をたくさん見てきた
どこにも受かる気がしない

私は考えた
小さい会社で働くということを
無名な会社で働くということを

伊那食品工業という寒天の会社の1980年周辺を知っていますか
知らないでしょう

寒天の原料は天候によって出来不出来が大きくぶれる
完成品の寒天もそれにつられて値段が左右する

伊那食品工業は原料の安定獲得が寒天の活路だと考えた
単純明快
そのために海外を飛び回った
そして原料安定獲得にいたった

今では伊那食品工業の寒天は日本シェア80%海外シェア15%
伊那食品工業はガリバー企業となった
(ガリバー企業っなんなのかは謎)

伊那食品工業は独特な色を持った会社だ
他にもたくさんの特徴がある
例えば「社員の幸せを露骨に追求する会社」といわれる
今はそういったことについてはほっとく

とにかくおれは伊那食品工業の1980年周辺を生きた社員はとてつもなく楽しく働いていたのだと思って疑わない
中学一年生の頃全国制覇を目指していた2つ上の先輩たちがもっていたあの雰囲気、それと同じような雰囲気をもっていたのではないかと想像する
言葉では言い尽くせないが・・・




「日本に健全な森をつくりなおす委員会」代表の養老孟司氏がこんなこと言っていた

日本では人が一日の食事から作るエネルギーの40倍の外部エネルギーを消費していると言う。逆に言うと、人の価値が40分の1になり、人を大事にしなくなっている気がする。

つまり
(食事から作るエネルギー):(外部エネルギー)=1:39
外部エネルギーが全体の96%を占めているってこと
じゃあその外部エネルギーは何が産み出している?
その答えは、【これまでの日本人が作ってきた機械類のようなもの】だ
少しずつ文明を積み重ねてきた人間はこれだけのエネルギーを得ることができるようになった


で、それは企業で言うと大企業にあたる
大企業での人の価値は現代の人の価値同様小さくなっていると考えるのは間違いではないだろう


だからおれは1980年周辺の伊那食品工業のような企業に入社したい
そこならばおれのもつ力の意味もより大きなものになるだろうと考えるからである

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